赤ちゃんとのコミュニケーションになり、赤ちゃんの心身に良い影響を与えると話題のベビーマッサージ。
さまざまな効果が得られますが、具体的にはどのようなものでしょうか?
赤ちゃんへの効果とパパ・ママへの効果を紹介します。
赤ちゃんへのベビーマッサージ効果
- 赤ちゃんがリラックスする
赤ちゃんは、誰かの助けがなければ生きていけない弱い生き物です。ママに触れられる心地よさから、自分は愛されているんだと感じることができ、リラックスして情緒が安定します。ベビーマッサージを通して沢山スキンシップをとることが、赤ちゃんに安心感をもたらすのですね。
・赤ちゃんがぐっすり眠れるようになる
ベビーマッサージによって体がリラックスすると、赤ちゃんは深い眠りにつけるようになります。
そして、夜泣きにもいい影響があり、夜泣きが軽減します。
- 脳や体の発達を促す
赤ちゃんの五感にさまざまな刺激を与えることは、赤ちゃんの脳の発達を手助けします。
赤ちゃんに話しかけながら行うベビーマッサージは、赤ちゃんの耳や皮膚を刺激し、触覚や聴覚に働きかけます。特に触覚への刺激は、脳を活性化させるのに重要なポイントです。
ベビーマッサージは、脳だけではなくカラダの発育にも効果が見られ、カラダを撫でることで血行が良くなり、ミルクなどの栄養の吸収が良くなります。
さらに、ほど良い圧を加えたマッサージは筋肉の発達も促し、身長体重の増加も期待できます。
- 免疫力がアップする
ベビーマッサージは、赤ちゃんの肌への心地良い刺激になり、ストレスホルモンを抑制し、免疫力アップにもつながります。
赤ちゃんは、血液を全身に送る役割を果たす「筋肉」がまだ未熟です。
そのため、手足など体の末端に十分な血液が巡っていないため、冷たく感じることもあるでしょう。
そんな時にも、ベビーマッサージは有効です。適度な刺激が、血流の改善を促してくれます。
- 便秘解消ができる
赤ちゃんのカラダ全体を刺激することで、胃腸の働きを活性化させ、お腹の健康にも役立ちます。
胃腸が活性化されると、食べ物をよく消化できるようになり、赤ちゃんのお腹の不調を改善してくれます。ガスや便秘などにも効果が見られます。
ママ・パパへのベビーマッサージの効果
- ママ・パパにもリラックス効果が期待できる
スキンシップを取ることで、赤ちゃんとママ、パパの脳内にオキシトシンという愛情ホルモンが出ます。オキシトシンは、人と人とのスキンシップや抱擁、マッサージにより分泌されるホルモンで、幸せな気分になる、他者との信頼や愛情が深まる、ストレスの軽減、セロトニン(心に安らぎや満足感を感じさせる)の活性化、カラダの成長を促すなどの効果があることがわかっています。だからこそ、育児で情緒が不安定なママ・パパに効果的なのです。ベビーマッサージをすることで、赤ちゃんのを癒し、ママ・パパが癒されるのです。
そして、産後うつ予防にもなります。
- 子育ての自信につながる
赤ちゃんに触れることを習慣にすることで、赤ちゃんの気持ちや変化をすばやく気づき感じ取れるようになります。赤ちゃんの気持ちが分かるようになってくると、少しずつ心に余裕が生まれ、子育てへの自信につながります。
まとめ
ベビーマッサージは、赤ちゃんの心身の健全な発育を促すばかりでなく、ママ・パパとの絆をより強いものにする、スキンシップの一つです。ベビーマッサージをするときは強い力は必要なく、撫でるように優しく行いましょう。ベビーマッサージを毎日の育児の習慣に取り入れて育児の楽しい思い出を増やしていきませんか?
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